BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. 突発性難聴の前兆と原因、対処法を紹介
突発性難聴の前兆と原因、対処法を紹介

突発性難聴の前兆と原因、対処法を紹介

難聴とは高齢者特有の悩みだと考えられがちです。しかし、若い人でも突然難聴になることはあります。
たとえば朝起きた時、会社に行く前は何ともなかったのに帰ってきてから急に耳がおかしくなったなど、難聴になった瞬間が自分でもわかるくらい突然にやってきます。

段階的に難聴になるようなケースは突発性難聴ではありません。耳鳴りや頭痛があることが多く、半数程度の人は発症の瞬間には強いめまいを伴います。しかし、強いめまいは1回きりで、繰り返しめまいが発症する場合は別の病気を疑いましょう。

突発性難聴は明確な原因がなく、全く聴き取れない重症のものから、比較的聴きとれる軽症のものまで症状も人によっていろんなパターンがあります。原因はウイルスによるものや、内耳の血流循環障害によるものではないかと考えられています。
また、治癒についても個人差があり、確率でいうと患者3人の内、1人は完治し、もう1人はそこそこの治癒が見られ、最後の1人は全く治癒されないようです。

早い段階で正しい治療をおこなえば突然難聴は改善しますので、突発性難聴と思われるふしがある場合はなるべく早く対処することが大切です。遅くとも症状に気がついてから、2週間以内に病院で診てもらいましょう。
この記事では主な症状や原因についてお伝えしていきますので、少しでも心当たりがある方は病院で診てもらうようにしてください。

突発性難聴とは?主な症状

突然性難聴の主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 耳が聴こえにくくなる
  • 耳がふさがれている感じがする
  • エコーがかかる
  • 耳鳴りが続く

などといったものがあります。また、めまいや吐き気が起こるとこともありますし、二つの耳のどちらかが突然聞こえづらくなるのもこの病気の特徴です。まれに両方の耳がいっぺんに聞こえにくくなることもあります。

難聴は以下の2つに大きく分けることができます。

伝音難聴

外耳または中耳の損傷によって音の振動が内耳に伝わらなくなるものです。
耳がふさがったような感じがして、特に背景雑音が多い場合、言葉がこもっているように聞こえます。

感音難聴

内耳または聴神経に損傷がある場合や、正常に機能しないものです。
音が小さく聞こえるのみならず、とりわけ騒がしい環境の中では音の内容がわかりにくくなります。

突発性難聴は分類としては「感音難聴」に含まれるものです。感音難聴の多くは聴力を回復させるのが難しいのですが、突発性難聴の場合には早期に正しい治療を受けると、聴力が回復する可能性が高くなります。

突発性難聴は特に40~60代といった年代に多い疾患ですが、そのほかのあらゆる年代でも発症します。昨今では芸能人の患者の話題が報じられました、病名も耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。

ここで「むち打ち症」を紹介しましょう。むち打ち症は、主に自動車事故によって首がむち状にしなるために発症するもので、実は難聴を併発することもあります。正式名称は、「頸椎捻挫」とか「頸部挫傷」あるいは「外傷性頸部症候群」と言います。

むち打ち症は事故直後に痛みや不調を感じず、数日たってから、首の調子がおかしくなったり、やたらと肩が凝ってきたりしてはじめて症状を自覚し、交通事故によるものであると思い返されるものです。

むち打ち症は、耳鳴りや難聴などの耳の症状を伴うことがあります。これらの症状は、交通事故直後にはみられず、事故から2~4週たって発症するものですので、交通事故とは無関係と思われがちです。耳の異変、首の後ろや前部・側面・頭部・頚椎・腕の痛み、首や肩、背中の凝り、首が回らない、動かすと痛いといった症状があったら病院に行きましょう。
あるいは、めまいや目のかすみ、目の疲労感、吐き気、握力低下、足や指先のまひ、だるさ、痺れなどを感じた場合も同様です。

応急手当としては、まず痛みをやわらげ、炎症をおさえるために冷やすことです。冷たい湿布をすることも効果的でしょう。とにかく最初は冷やすことに専念しましょう。筋肉を冷やし、病院で処方された痛み止めの薬を飲みます。無理をして動かさないようにし、自然治癒による回復を待ちましょう。むち打ち症の場合、首にコルセットをつけて保護することもあります。しっかり治療すれば軽いむち打ちの場合、3カ月程度で回復します。

首の炎症がおさまったら、機能を回復に向けてリハビリをおこないましょう。

突発性難聴の前兆はどんなものがある?

突発性難聴のはっきりした原因は不明です。

よく言われる説として、内耳と呼ばれる鼓膜の奥の空間の異常ではないかとも言われています。内耳循環障害説と言って、内耳への血液循環がうまくいかないために突然の難聴になってしまうのではないかと言うことです。血栓や内耳の出血やストレスといった精神的な疲労や肉体的な疲労が影響しているのではないかと考えられています。

突発性難聴の前兆となるのは、急に耳が聴こえにくくなったとか、耳がふさがれた感じがするとか、音が二重に聞こえる、響く、エコーがかかるなどと言った症状です。あるいは、耳鳴りが続く、めまいや吐き気が起こる、耳の下や後ろあたりが痛む、強いストレスを感じるなどといった自覚症状もあります。

突発性難聴の場合、治癒されるまでに長い時間必要ですので、早い段階から医者に診てもらうことが大切です。

突発性難聴の予防と、罹患後の注意について

突発性難聴は、ストレス、過労、睡眠不足、不規則な生活などからくるのではないかと考えられています。しかし、はっきりした原因は不明です。予防策として、日常生活ではできるだけ安静にしてリラックスを保ち、ストレスがたまらないようにするといった工夫が必要でしょう。
また、耳の神経に刺激をあたえるように大きな音は耳に入らないようにします。さらに飛行機やダイビングなどといった急激な気圧の変化を起こすものは避けましょう。

治療薬は、血流改善薬、ステロイド、ビタミン剤などです。患者の私生活や仕事にさしつかえないようにして、数日間で薬の反応をみます。

また、以下の場合は入院や点滴治療をおすすめします。

  • 服用しても改善が見られない
  • ひどい難聴やめまいがおこる
  • ステロイドの治療の影響がある
  • 糖尿病などの疾患がある

突然耳が聞こえづらくなったら早めに病院へ

難聴は体のアラームです。難聴や耳鳴などの症状を自覚したら、ただちに病院で診てもらいましょう。早めに治療したり、時には安静にして体を休めたりすることが耳をいたわるために大切です。

そして病院で突発性難聴と診断された場合には、聴力のみならずこれまでの自分の生活習慣や職場環境、働き方などを見つめ直してみましょう。あらためて体と心の健康状態と向き合う、ちょうど良い機会かもしれません。

突発性難聴はある日突発耳の聞こえが悪くなる病気です。しかし、治療することで発症が防げるものとされています。また、発症してから2週間以内に何らかの治療をおこなえばかなり高い確率で症状が改善できるも言われています。耳に少しでも異変を感じたらただちに病院で診てもらいましょう。たとえ時間が経過してしまったとしても症状を緩和することはできます。まずは早めに病院で診てもらうことが先決です。

カテゴリー